アレルギー疾患の心得

本来は無害な物質（アレルゲン）に対して、体が過剰に反応してしまい、くしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみ、呼吸困難などの様々な症状を引き起こす病気のことです。代表的なアレルギー疾患には、4つがあります。
1. 花粉症（アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎）
2. アトピー性皮膚炎
3. 食物アレルギー
4. 気管支喘息

原因は、免疫システムの過剰反応です。本来無害な物質（アレルゲン）に対して、体が過剰に反応し、くしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみなどの症状を引き起こします。
遺伝的要因や環境要因が複合的に関与して発症すると考えられています。

治療法は、大きく分けて、症状を抑える対症療法と、アレルギーの原因となる物質（アレルゲン）に対する免疫を調整する免疫療法があります。
・ 対症療法では、抗ヒスタミン薬やステロイド薬、気管支拡張薬などが用いられ、症状を緩和します。
・ 免疫療法には、アレルゲンを少量ずつ投与して体を慣らすアレルゲン免疫療法（減感作療法）があり、花粉症やアレルギー性鼻炎などに効果が期待できます。